ウォレン・ベットフォードはヴィンセント・カーヴァーの、そして代々の家主のものでもある書斎に、興味を強く抱きました。
朝食は、ブリスビー家で唯一早起きのハロルドが作ってくれました。トーストとお好みの卵料理というシンプルなものでしたが、手馴れた様子で、味もなかなかです。「恥ずかしながら妻と息子は朝に弱くて…」と申し訳無さそうに皿を出してくれます。
ジャネットとブラドの他、ファビオ(そしておそらくはマリク)もこの食堂にはおらず、静かで落ち着いた食卓となりました。片付けの後、ハロルドは食後の散歩に出ていきました。居間にいるウォレンの前に、書斎の扉があります。
ウォレンは書斎の鍵を持っていませんから、針金などを使って鍵を外すには「鍵開け」技能判定が必要です。成功度による効果は次の通りとします。
- 成功度1 : 鍵は外れるが、こじ開けた跡が残り、壊れて閉まらなくなってしまう。
- 成功度2 : 問題なく鍵が外れる。再度かけることも可能(判定不要)。
- 成功度3 : 鍵の癖を完全に理解し、次回からは判定なしで開けることができる。
コメント (4)
今がチャンスのようですね。ウォレンは好奇心を抑える事が出来ませんでした。
鍵開け1+99DPで成功度2、残51
中に入ったら目星50+50DPで成功度2、残1
(2007年4月10日 07:40)
>Heisenbergさん (ウォレン)
ウォレンは難なく鍵を外し、書斎の中に入り込みました。
書斎に入ると、左右(南北)の壁面は、ほぼすべてが書棚となっています。そうでない僅かな空間に簡素なベッドが置かれ、カーヴァー氏が生活のほとんどをこの空間で過ごしていたと想像できます。ざっと見、書棚には様々な分野の本が並び、古書も少なくないようです。入口の正面(東側)には小さめの窓があり、その手前に立派な文机があります。
ウォレンの鋭い観察(目星)は、奇妙な点を二点ほど見出しました。ひとつは、文机の引き出しなどに古風な筆記用具や便箋はあるものの、そこで書かれたであろう書類が見当たらないこと。もうひとつは文机に近い書棚の日焼け具合から、今そこに並んでいる書物は他から移されたものであり、別の本がそこにあったであろう、ということです。
なお、ウォレンの図書館技能(89=成功度1)は歴史、民族学、人類学などの他、数学、化学、天文学、物理学など幅広い蔵書があるのに文学作品などはひとつも無いことを教え、またオカルト技能(50=成功度1)からはその筋の著名な本が少なからず含まれていることが分かりました。
(2007年4月10日 23:40)
書棚を見て「ここの家主とは趣味が合いそうだわい」と思いつつ、他に手がかりが無いなら出て行きます。鍵は外したままにしておきます。
元々あった本の分量はどのくらいでしょうか?
(2007年4月14日 01:40)
>Heisenbergさん (ウォレン)
鍵の件は了解。
かつて別の本があったであろう空間について、ウォレンは図書館技能とアイデアロール値で推理しました(共に成功度1)。文机から手が届くほど近い、ノートなどを置くのに便利そうな棚からは、ほぼすべて、かなりの冊数が無くなっているようです。また、外光を遮る蓋付きで、貴重書を保管できそうな棚には三冊ほど横たえられていたものと推測されます。無論、冊数以上のことは分かる由もありませんが。
部屋を出て時間を確認すると、ハロルドが散歩から帰ってきていておかしくない頃にはなっています。
ウォレン : 1DP → 0DP持越、0DP残留
(2007年4月15日 00:02)