既に述べたように、ある行為について「褒められるとモチベーションが上がる」(=褒められないと上がらない)のは、その行為へのモチベーション(動機を与えるもの)が低い者に限られます。本当に「モチベーションが高い」者なら、褒められるくらいではモチベーションは変わりません。が、魅力や権威のある人物から「褒められたい」と望むようになれば、むしろ本来高かった「モチベーションが下がる」こともあります。
「褒めよう!」と公然と勧めることは、「褒められたい」者にも「褒めたい」者にも、それらに興味が無い者にも、大なり小なり悪い効果を及ぼします。あらゆる者にとって害悪なので、「最悪」なのです。以下、その理由。