卓上RPGを考える

卓上RPGについて語る際に、「メタゲーム」という語が用いられることがあります。この「メタゲーム」なるもの、語る者はさも当たり前のように語るのですが、私にとっては定義がさっぱり分からない言葉でした。白状すると、大方、社会学辺りにかぶれた者が、その尻馬に乗って使い始めたのだろう、程度に思っていたのです。はい、これは間違いでした。白状すると共に、訂正します。

先に「自由に遊ぶ」絡みで、acceleratorさんの論考でも「メタゲーム」云々が語られていました。定義を曖昧にしたまま用いられていましたが、これに刺激を受けて改めて発されたのが、カテゴリー名にもなった「メタゲームって何？」という問いです。ひとつここらで、真剣に取り組んでみよう、と決断した次第です。

それから一月余り、法学やら社会学やらオンラインの資料に当たって、「メタゲーム」について調べました。大変に良い勉強になりましたので、まずはそこから得られた私なりの理解について示してまいります。諸賢には、修正すべき点がありましたらご指摘いただき、意見交換などできれば幸いです。