初心者向け、ではなく、初心者専用

カテゴリーを立ててから、かれこれ半年ばかり放ったままでした。いよいよ記事を書いてまいりますよ。

初心者向け」という言葉があります。卓上RPGでは、ゲームプレイ初心者でも遊び易いゲームシステムに対して使われます。例えば、キャラクター作成や成功判定のために用いるデータが少なく、処理する手順も単純なら、「初心者向け」ルールシステムと評価されます。遊ぶために憶えねばならないことが少なければ、慣れていない者への負担が少ないだろう、と推測されるためです。

「初心者向け」RPGだからといって、経験豊かなベテランが楽しめないわけでは、もちろんありません。先の例なら、キャラクターレベルの上昇に伴いデータやルールが追加される、サプリメント購入によって増補できる、あるいは単に、ベテランが物足りなく感じるほどには「初心者向け」にしない、などの工夫が考えられます。

さて、ここからが思考実験。はい、机上の空論で遊ぼう、という企画です。

初心者なら楽しめても、ベテランには物足りないどころか、つまらなくて耐えられないようなゲームシステムはデザイン可能か?もし可能ならば、じゃなかった、ここはひとつ可能ということにして、そのような「初心者専用RPG」はどういうゲームシステムになってしまうのか、このことについて考えてみよう!...と。私がやるよ、ってだけで、誰かにやれと言ってるわけじゃありませんよ。

...多分、誰でも予想すると思うのですが。そんなもの初心者でもつまらないんじゃないか、とか、それを「初心者専用」とは言わないだろ、とか。けど、結果がどうなることも覚悟の上で、あえてそれをやってみよう、やること自体を楽しもう、と思う次第。無茶なことに労力を次ぎ込めるのも、趣味の特権ですからね。

本当はこのネタ、もっと暇だった時の思いつきだったんですけどね。ボチボチと進めます。