平成20年度初めの近況

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年度切替のこの時期が忙しいのは毎度のことですが、特に今回は他の仕事の締切も重なって、多忙を極めました。まぁ年々忙しくなっているような気もしますが。さすがに休日が皆無ではないにせよ、疲れを取るだけで精一杯…。

そういう時のストレス発散には、インタラクティブ(=双方向性)でない娯楽が一番。読書と映画鑑賞を楽しんでいます。

面白かった本としては、湯浅健二『日本人はなぜシュートを打たないのか?』(アスキー新書)、佐藤眞一『仕切りたがる人』(マイコミ新書)、加藤諦三『ココロが壊れないための「精神分析論」』(宝島新書)など、どれも「自由」絡みで手に取った本です。これらに勢いを得て、エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』(東京創元社)も読み始めました。「自由」を恐れる病理とは、奥が深いようで。

映画は、何を措いても「バンテージポイント」が素晴らしい傑作でした。実写映画でしかできないストーリー、というのは正直、私にとって初めての体験かも知れません。実写の方が面白い、なら多々ありますが。一方、期待していた「ジャンパー」は凡作でした。映像はすごかったし、つまらなくもないけど、予告編を超えるものは何もなかったので。

あと二か月は休日も不安定な状況が続きますが、最大の峠は越えました。そろそろ論考執筆も再開してまいりますよ。「自由」の他にも、書きたいネタが幾つかあります。例えば、「最近のゲームはつまらない」という感想が生まれるのは「充実感」と関係がある、とか。