松岡利勝農相の逝去に思うこと

引き続き、時事ネタ。事故や事件で亡くなった方のご冥福を祈るにしても一々記すことはしませんが、今回は特別。松岡利勝農林水産大臣の逝去を悼むと共に、考えたこと。

松岡農相の死の背景は分かりませんが、彼が本来の仕事とあまり関係のないところで攻撃を受けていたこと、おそらくは大なるプレッシャーを掛けられていたであろうことは、気の毒でなりません。ましてや、彼の農林水産大臣としての業績にはほとんど言及されていないのですから、何をかいわんや。いや、仕事は素晴らしくできたから、他の件で抹殺しようとしたのか…。もっと活躍していただきたかった。

以下、松岡氏のこととは関係無しに、政治家についての私の考え。

私が政治家に求めるのは、目的としての愛国心と、それを達成するための能力だけです。それさえ揃っていれば、私腹を肥やそうが、愛人を囲おうが、そんなことはどうでもよろしい。むしろ、それを大目に見られるくらい、国(即ち全国民)のために仕事をして欲しい。彼らはそのための存在なのですから。

異論ある方も多いでしょうが、私は政治家に清廉潔白など端から期待していないのです。高潔清らかな人格は、宗教家とか聖者とか神の使いに求めます。その辺の区別がつかないのは、愚かというか、幼稚さでしかないでしょう。

若者特有の理想や幼い正義感は好ましく、時に羨ましいものですが、それだけでは何の役にも立たないのです。…それだけでは。