卓上RPGを考える

卓上RPGを「ストーリー付き攻略ゲーム」として遊ぶことが可能です。ご紹介しましょう。

まず始めに「ストーリー」があり、それに沿って幾つかの「難関」が用意されます。キャラクターが各「難関」を突破するには、戦闘での勝利、謎解きでの正解、技能判定での成功などが必要です。上手くやれば次の「難関」へ進み、それが最後の「難関」であれば「ハッピーエンド」となります。どこかで下手を打てば「死ぬ」か、「上手くやるまで停滞」します。敵の強さなどを調節、「ストーリー」が進むにつれて徐々に厳しくなって、最後の「難関」がキャラクターの能力(レベル)でギリギリ前進できるくらいにするのが良いでしょう。

プレイが終わって、苦労した「難関」を思い出すと、「ストーリー」が浮かび上がるという仕掛けです。おお、我々は一篇の物語の主人公として活躍したのだ。完。

やることの分担が明確で、ゲームマスターはストーリー担当、プレイヤーは攻略担当。長所は、ゲームマスターなら自分が作った物語を皆の前で発表できること、プレイヤーなら攻略に専念できること。短所は、それしか(できないわけではないけど)やっちゃいけないこと、でしょうか。技能などの効果が明確に決まっているルールシステムに向いています。

未経験の方には、一度体験されることをお奨めします。ボードゲームやカードゲームに通じる面白さがありますよ。私はゲームマスターとしてもプレイヤーとしてもプレイした経験があり、存分に楽しみました。

数回やれば飽きるかも知れません(私は飽きました)けど、気軽に遊べますから、たまにやるには良いでしょう。