(5)のつづき。
- GM (ひとつの指輪の魔王)
- ちょっと飽きてきたので、その2とその3は簡単に済ませたい。
- PL1 (古き血の剣士)
- どうぞ。
- GM
- ひとつ、各参加者は目印となるもの(マーカー)を八つ持つ。色違いのおはじきとか、その目印が誰のものかが分かれば何でも良い。紙に印をつけたものでもよいよ。私はメタルフィギュアを八体使う。
- PL3 (血に飢えた野蛮人)
- サイコロを八つ。
- PL1
- チェスの駒。キングもポーンも混ぜて八個。
- PL2 (失われた小人族の狩人)
- 鉛筆を八本。
- GM
- ふたつ、マーカーは合計二つまでカードの上に置くことができる。一人が二つ置く場合、二人が一つずつ置く場合、一人が一つだけ置く場合、一つも置かれていない場合がありえる。二つ置かれていなければ、誰でも自分のマーカーを置くことができる。
- PL2
- 二人で置く?置くとどうなるの?
- GM
- みっつ、マーカーを置いたカードはその者の「プライベート」となる。「プライベートアクション」のカードと、後で説明するが「プライベートシーン」のカードに使うわけだ。マーカーは「コモン」とされたカードには置けないこととする。
- PL1
- マーカーは八つだろ、シーン三枚とアクション五枚だから、一つずつしか置けないじゃないか。
- GM
- マーカーの無いカードでも「プライベート」たりえるが、誰かにマーカーを置かれて、容易に奪われてしまうかも知れない。何かを守るためには、何かをあきらめなくてはならないのだよ。
- PL2
- 利いた風な口をきくなぁ。
- PL1
- 具体的に、「過ちの剣」の場合はどうなるんだ。蛮人(PL3)に奪われたぞ。
- GM
- 蛮人が剣とどこまで関わっているか、による。ただ持っているだけとするなら、マーカーは置かなければよい。剣と語り合えるほど関わりたいなら、一つ置く。元の持ち主(PL1)は、PL3が一つ置けば一つまで、置かなければ二つ置いても良い。
- PL3
- 俺が決めて良いのか。一つ置くぞ。合意で決めるわけではないのだな。
- PL1
- こちらも一つ置く。縁を切るつもりはないからな。どちらもマーカーを置かなかったらどうなるんだ。
- GM
- どちらかがマーカー無しの「プライベート」とするか、あるいはGMがマーカーを置いて、GMのものとするならば、その分の白紙カードを君に渡す。
- PL2
- 指輪でも同じことをやるわけか。きっと小人(PL3)と魔王(GM)とで共有することになりそうだ、イヤだなぁ。
- GM
- その通り。行為判定その2では「共有」がキーワードとなる。次回は「行為判定その3」。
- PL2
- さほど簡単になってないな。
今回のまとめは省略。(7)につづく。