私家版:『馬場秀和のマスターリング講座』目次

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この記事は、自作ゲームシステムA.V.O.N.のデザインのために作成した、私的な資料を公開するものです。

馬場秀和のマスターリング講座』(馬場秀和ライブラリ)は、卓上RPGのひとつの「遊び方」を著者である馬場秀和氏なりに体系的に示された、極めて優れた論考です。しかしながら、以前にも述べたことがあったと思いますが、その文章が長過ぎるところが、その短所となっています。連載コラムだったという経緯はあったにせよ、理論の全体像を把握することを困難にし、些末な表現にばかり捉われる読者を生んでしまったことは否めません。

...まぁ、それらの背景はともかくとして。

上記論考の項目名をただ拾っただけの代物ですが、ひょっとしたら誰かの役にも立つかも知れんなぁ、と思ったので載っけておきます。ちなみに、馬場氏本人の許可はいただいてません。

  • マスターリング講座を始めるに当たって
  • 第1章 システム選択
    • [第1章を始めるに当たって]
    • 1.0 システム選択のポイント
    • 1.1 方向性
    • 1.2 役割分担
    • 1.3 背景世界
    • 1.4 ジャンル
    • 1.5 記述言語
    • [第1章を終えるに当たって]
  • 第2章 シナリオ作成
    • [第2章を始めるに当たって]
    • 2.0 シナリオ作成の概要
    • 2.1 基本ストーリーの作成(ステップ1)
      • 2.1.1 原作の選択
      • 2.1.2 原作の加工
    • 2.2 ゲーム要素の明確化(ステップ2)
      • 2.2.1 基本ストーリーの解体
      • 2.2.2 ゲームデザインとしてのシナリオ作成
      • 2.2.3 目標
      • 2.2.4 制限
      • 2.2.5 障害:敵
      • 2.2.6 障害:課題
    • 2.3 シナリオの構造化(ステップ3)
      • 2.3.1 ハリウッド構成
      • 2.3.2 シナリオウェブ
    • 2.4 データや設定の準備(ステップ4)
      • 2.4.1 マップ
      • 2.4.2 NPC
    • [第2章を終えるに当たって]
  • 第3章 セッション・ハンドリング
    • [第3章を始めるに当たって]
    • 3.1 タイムスケール管理
      • 3.1.1 時間制限の扱い
      • 3.1.2 セッション進行
    • 3.2 マルチステージ処理
      • 3.2.1 役割分担
      • 3.2.2 ドラマチックな演出
      • 3.2.3 ゲームバランス
      • 3.2.4 判定結果のコントロール
    • 3.3 ダイスロール
      • 3.3.1 ダイスの空振り
      • 3.3.2 目標値の決定手法
      • 3.3.3 判定結果の解釈
    • 3.4 ゲームマスターの裁量
    • 3.5 キャラクターとプレーヤーの分離
      • 3.5.1 なりきりと感情移入
      • 3.5.2 演技とゲーム
    • 3.6 セッションの開始から終了まで
      • 3.6.1 キャラクター作成
      • 3.6.2 セッション導入
      • 3.6.3 セッションの進め方
      • 3.6.4 セッション終了
  • 終章 ライフ・アズ・ア・ゲームマスター
    • [終章を始めるに当たって]
    • 4.0 日本RPG界を建て直すために
    • 4.1 RPG人口の確保
      • 4.1.1 RPG継続期間
      • 4.1.2 啓蒙活動
      • 4.1.3 海外RPGの普及促進
      • 4.1.4 初心者への接し方
    • 4.2 健全なRPG市場の構築
      • 4.2.1 市場競争
      • 4.2.2 市場再建に向けて
      • 4.2.3 オピニオンリーダーの育成
    • 4.3 RPGとは何か
      • 4.3.1 ゲームと遊戯
      • 4.3 2 RPGの定義
    • 4.4 間違った考え方
      • 4.4.1 低レベルな誤り
      • 4.4.2 様々な誤り
      • 4.4.3 有意義な議論
    • 4.5 ライフ・アズ・ア・ゲームマスター

付録は省略。

もしかして、『馬場秀和のマスターリング講座』という名は聞いたことあれど実物は読んだことがない、という方がいて、読解のお役にたてば幸いです。好評であれ悪評であれ、他人の評価などはどうでもよろしい。本当の評価を自分の頭でしなければ、読んだことにはなりませんからなぁ。

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