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玄兎さんからトラックバックをいただきました。有難うございます。

説明の拙さを反省し、再度の説明を申し上げます。「他人を褒めることを強要する」から「自由に遊ぶ」ゲームプレイに向かないわけではないのです。

「感想戦」では、更なる「巧手/妙手」についての可能性を話し合います。また、(玄兎さん式では)「他人を褒める」ことが重視されます。このような「感想戦」は、課題解決(理系)や物語創作(文系)を目指すゲームプレイには向いている、と考えます。それらのゲームプレイでは、期待さるべき「良い行動」を参加者間で共有できるからです。

しかしながら「自由に遊ぶ」ゲームプレイには、共有されるような「良い行動」が無く、それ故「巧手/妙手」も「他人を褒める」余地もありません。ただ参加者一人一人が「自分が面白いと思う行動」をとることが求められるのみであって、ある参加者が「自分が面白いと思う」ことはその者の主観に依るため、他の参加者がその是非を論じることはできません。

そして「反省会」とは、自分自身を見つめ直し、自分の良かった点や悪かった点を語り、それらについての参考意見を他の参加者に求める、という会合です。「自分が面白いと思う」という主観が中心となる「自由に遊ぶ」ゲームプレイには、このような「反省会」の方が向いている、と私は考えるのです。

「他人を褒めることを強要する」から向かないのではなく、「巧手/妙手」を語り「他人を褒める」こと自体が向かないのです。この点につき、ご理解いただきたいと思います。

以下は、玄兎さんに限らずの余談。

余談1。友人との談話中、「『反省会』をネガティブだと言う者は、それを『自分が反省する会』ではなく『他人に反省させる会』と勘違いしているのではないか?」という問いが生じました。「他人に自殺させる」のが「自殺」ではないように、「反省させる」のも「反省」ではありません。あるいは、「自分だけは絶対に反省したくない」から「反省」を嫌っているだけかも知れませんが。

余談2。昔読んだ教育心理学の本に「褒めて育てろ」との記述がありました。「とにかく褒める」のは幼児相手の対応とも言えるわけです。大人であれば、やたら褒めまくる相手に褒められても嬉しくないどころか、小莫迦にされていると感じるかも知れません。短所は短所と指摘されて「ここを直せば、もっと良くなるよ」と言われた方が、やる気(モチベーション)が出そうなものです。子供か大人かの線引きが難しい年頃もあるでしょうが。

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