メイン >  卓上RPG考  >  「自由」に遊ぶ 理論篇

ggincさんからお返事をいただきました。感謝と共に、毎回の素早い対応に敬意を表します。

残念ながら、まだ私の考えを伝え切れていないようです。分かり難くて恐縮ですが、「鏡(2007)の用語まとめ」を次のように訂正させていただきます。「意図」を全文改め、「管理」も追加しました。

  • 決断(鏡式):セッションにおいて各々が自分の行動を決定すること。
  • 命令(鏡式):セッションにおいて各々が自分の良かれと思う行動を他人に提案すること。
  • 意図(鏡式):各種情報の中に込められた命令。また、各種情報の中に込められたと思われる命令。
  • 自由(鏡式):運用に段階を設けず、とにかくプレイグループの好きなように運用する自由が確保されていること。
  • 管理(鏡式):プレイグループ内に上下関係を設け、上位者の命令に下位者が従うことで、運用の確実さを確保すること。

さて、ggincさんが手掛けておられる「システムデザイナーからゲームマスターへの情報伝達」「マスター自身の運用能力の上達」「RPGにおける教育」「上達の方法論」などが重要な課題であることは私も認識しています。しかしながら私の主眼がそこに無いことも確かです。参考までに申しますと、私が実現したいことは「多様な遊び方の認識」による「柔軟なプレイ環境の確立」。質的向上よりも、「幅」的向上です。あるいは「マスコミを信じ過ぎるな」とも(^_^;)。

…と、このように互いの違いが理解できたことは「議論成功」と言ってよいでしょう。重ねて御礼申し上げます。

余談。以前にもどこかで書きましたが、ゲームマスターの運用能力を上げるのに、「人数を増やす」というアイデアはあまり聞きませんね。増えるとまた別の不都合がある、ということもあるかも知れませんが。

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