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一人で「反省」する、つまり「自分の言動の良かったところを挙げる」のと「自分の言動の悪かったところを挙げる」だけなら、他の参加者のことまで考えなくてよいので、楽と言えば楽です。反面、相手からの視点を得られないため、反省するだけで終わることも多くなります。もちろん、やらないよりはマシですが。

多人数でやるにしても内容が限定されると、まったく別の「会」となります。以下、内容をひとつのみに限っての「会」につき、その長短を考えてみます。

「自分の言動の悪かったところを挙げる」だけなら、いわば「告白会」。省略された「反省会」に最も近く、時間が無い時などに代用されます(一言反省)。他の参加者それぞれの反省を知ることで勉強できますが、自分の反省点に対する他からの視点が無いため、やはり反省するだけで終わりがちです。

「他者の言動の悪かったところを挙げる」だけのものが「指摘会」です。他の参加者からの視点のみを集中的に交換し合うのですが、必ずしもお勧めはできません。精神的に成熟した「大人」同士でなければ、感情的な「糾弾会」となる危険があるためです。子供相手のプレイでは勿論、コンベンションのように相手(の成熟度/幼児性)が不特定の場合も避けた方が良いでしょう。

「自分の言動の良かったところを挙げる」だけなら「自讃会」となります。こちらの一言反省は自慢のようで、あまり日本人向けでは無いのですが、向いてないものを強いてやることにも意義はあります。ただ、他からの意見が無ければ、自己アピールの練習にしかならないかも知れません。

「他者の言動の良かったところを挙げる」だけとなると、「称讃会」です。卓上RPGを初めてゲームプレイした者、自分のプレイ能力に自信が無い者、また幼い遊び手が相手なら、これをやるのが良いでしょう。自分ですら気付いていない良さを褒め称えることで、まず自信を持たせてあげるのです。もっとも、褒めるところが特に無いと、かえって深刻な事態となり兼ねませんから、褒め称える側にはかなり負担が掛かりますが。また、いかに子供であっても褒められてばかりでは「バカにされている」と感じるかもしれませんから、節度も必要です。

上記二つ~三つを組み合わせ、かつ「反省会」の省略形とも性格の異なる「会」を催すことも可能です。例えば、「自讃会」+「称讃会」など。長短にも若干違いが生じますが、ここでは省略します。

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