「残業代ゼロ」から「産む機械」へ

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馬鹿馬鹿しい「産む機械」発言も収束しつつあるようです。言いがかりとすぐバレそうな話に、何故あそこまでマスコミがこぞって大騒ぎしたのか、その背景について考えてみます。

私の推測するところは、「残業代ゼロ法案」という扇動の成功例に味を占め、再びその美酒に酔いたいがために殺到した、というものです。

「女性は産む機械」というのは本来の発言の一部のみを抜き出し、更に発言の意図を捻じ曲げて、でっちあげた扇動文句でした。同様に「残業代ゼロ法案」というのも、「ホワイトカラー・エグゼンプション」の一部を悪意をもって解釈したものです。「何時に出勤して、何時に退勤しても良い」ことになれば、「残業」と言う概念自体が無くなり、給料明細から「残業代」という項目が消えますから、まったくの嘘ではありませんが。

いつ出退勤しても構わない人はラッシュを避けるでしょうから、それ以外の人にとっても通勤ラッシュは軽減されるでしょう。これだけでも、賛成できそうなものですがね。テレビ局や新聞社の人って、ラッシュアワーとかあまり関係ないのかも知れませんが。

野党もそうですが、マスコミはいい加減マジメに仕事して欲しいところです。他人様の悪口言っているだけで給料貰えた方が楽なのは分かりますけど。

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