こういう企画で使える道路が限定されるので、深読みというものかも知れませんが。
今回3万人が走ったルートというのは、災害時の帰宅支援ルートにもなっているのですね。昭文社の『震災時帰宅支援マップ』は、私もバッグの中に常備しております。最悪のケースのためでもありますが、道探しにも便利なので。
交通規制や観衆誘導、非常事態への備えなど、警察や消防をはじめ多くの関係者が見事なチームワークを見せていたようです。こういう体験はいざという時に必ず役に立つでしょう。お上に従順な日本人の特徴が良い方に走るためには、適確な指示者が必要ですからね。
私が一番面白かったのは、警察署の分室が神社に設置されていたこと。土地に余裕があるし、地域の人間にとってはこういう場所の方が分かり易かったりします。なかなか良いアイデアです。
関係ないけど、「走るのを楽しむ」のは、私には難しいことです。昔ほど嫌いと言うこともありませんが、ベルトコンベアの上で30分走るだけで退屈してしまいます。こういうのを楽しめる人たちは凄いな、と本心から思います。