レディ・イン・ザ・ウォーター

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こういうのを「現代ファンタジー」というんでしょうかね。

ナイト・シャマラン監督作品ということで、「シックス・センス」「アンブレイカブル」「ヴィレッジ」のような大どんでん返しを期待して観たのですが、そういう意味ではちょっと拍子抜け。最後に全部ひっくり返すのではなく、「サイン」のように綺麗に伏線をまとめるタイプの映画でした。

人でない存在(魔物の類)がモロに姿を現す一方、人間側はアパートの雇われ管理人(主人公)、パズル好きな親父、猫好きなお婆ちゃん、頭悪そうなバンドの面々などなど、実にフツウ。日常と非日常とを無遠慮なくらい一緒に出していて、そのギャップが結構笑えました。何が良いって、格好良い登場人物が一人もいないということ。

異世界ファンタジーがその世界なりのリアリティを出そうとすることに比べれば、こういう舞台設定の方がある意味、より幻想的になるのかも知れません。

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