「場札」のスートによって、その「シーン」に登場する人物(非プレイヤー用キャラクター；NPC)を象徴する場合。
スペードの「場札」は、知性に優れた人物を表します。
- ジャーナリストやハッカーなど、情報収集に優れた人物。「情報」に対応。
- 大学教授や司書、書店員など、特定の学問に詳しい人物。「学問系」に対応。
- 技師や医師、名人的職人など、特定の技術に優れた人物。「技術系」に対応。
ハートの「場札」は、感性豊かな人物を表します。
- 鑑識官や料理人、アロマセラピストなど、五感の何れかが鋭い人物。「知覚」に対応。
- 盗賊や密偵、手品師など、他から隠れたり、何かを隠したりする人物。「隠密」に対応。
- 芸術家や俳優、芸能人など、特定の芸術や芸能に優れた人物。「芸能系」に対応。
クラブの「場札」は、身体頑健な人物を表します。
- スポーツ選手や登山家など、運動神経に優れた人物。「運動」「体技系」に対応。
- 武道家や傭兵、ヤクザなど、荒事に慣れた人物。「戦闘」「体技系」に対応。
- ドライバーやパイロット、車掌など、乗物の専門家。「運転」「操縦系」に対応。
ダイアの「場札」は、魅力溢れる人物を表します。
- 商店主や外交官、市場の仲買人など、交渉事に慣れた人物。「交渉」に対応。
- 学校の教師やコーチ、トレーナーなど、何かを教える専門家。「指導」に対応。
- 政治家や官僚、王侯貴族など、特定の社会機構の中に生きる人物。「社会系」に対応。
ジョーカーは、任意のスートとして扱います。
人物としての「場札」は、ゲームプレイにおいて次のように用いられます。
- 傍観者。依頼や援助など、シナリオ上の役割を自動的に果たす。能力不要。
- 敵。PCに対して、邪魔や敵対行為を行う。対応する能力での成功度が+1される。
- 味方。PCに同行したり、救援を差し向ける。対応する能力での成功度が+1される。
NPCのための行為判定ルールや、その人物が「特殊能力」を持っている場合については、別途記します。
「シーン」終了後、その人物がそのシナリオでまた登場しなくてはならないならば、裏返して「伏札」としておきます。