組織とエージェント

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世界「Ghosts」におけるプレイヤー用キャラクターは全員、ある「組織」に所属するエージェント(諜報員;スパイ)となります。この組織は、次のような基本設定を持つこととします。

  • この組織は、日本(または他の国)の国益を守るために存在する。
  • この組織は、目的のためであれば、しばしば非合法な活動をも行う。
  • この組織の存在と活動とは非公式なものであり、国民一般には知られていない。

組織の名称や構成などは、そこに所属する者にとっても謎となっています。確かなことは、この組織が、実動部隊として集められたエージェント(プレイヤー用キャラクター)に、国家を守るためのミッション(任務)を与える、ということです。そのミッションを達成するための装備や基礎情報も、組織が提供してくれます。

ただし組織は、エージェントが危機に陥ったとしても、必ずしも助けてはくれません。それどころか、エージェントから組織の秘密が漏れる恐れあり、と判断すれば、身内の方を暗殺することすらありえます。

エージェントもまた、単なる組織の一員ではありません。そのような性格の組織に所属し、命がけでミッションを手掛けようとするだけの理由を持っています。それは、狂気に近いほどの愛国心かも知れません。裏社会のどこかにあるはずの情報や人物を探しているのかも知れません。莫大な借金を返すための、あるいは死を免れるための唯一の手段なのかも知れません。犯罪組織への深い憎しみもまた、理由となりえるでしょう。個々のエージェントは、自分なりの理由を満たすために組織を利用しているのです。

組織の細部は、ゲームマスターが独自に決めて構いません。法的には、公的機関の一部門なのか、独立行政法人や民間組織なのか。エージェントが集まる支部(の仮の姿)は、ごく普通の会社なのか、場末の怪しい喫茶店か、あるいは勝手に消滅するメッセージからの現地集合なのか。それらがシナリオごとに変わる、というのも面白いでしょう。

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