キャラクターが受けた「ダメージ」は、幾通りかの方法で「回復」させることができます。プレイヤー用キャラクターのダメージが回復すると、その分のカードは手札に戻ります。
ダメージを回復させるには、「耐久」や、そのダメージの回復のための能力によって、作業行為として判定を行います。「梅」で成功すれば伏せてあったカード一枚を手札に戻します。「竹」で成功すれば二枚、「松」なら三枚を一度に戻せます。もちろん、伏せてあったカードより多くの枚数が回復されることは、ありえません。
「耐久」は、あらゆるダメージの回復に用いられますが、ダメージを受けたキャラクター自身しか判定できません。
肉体の負傷であれば「技術系/医術」、心の傷なら「学問系/心理学」、悪評なら然るべき「社会系」など、受けたダメージの内容に合わせて、様々な能力を回復に用いることができます。これらは、ダメージを受けた本人でも、他のキャラクターによっても、判定できます。
回復のための判定にも手札を用いますから、ダメージを受ければ受けるほど、自力での回復は困難となり、周囲の助けが必要となります。
手札が四枚ともダメージとして伏せられたなら、上記の方法では回復できず、奥の手札による回復のみ可能となります。このような場合には、奥の手札を一枚捨てることで、すべてのカードを手札に戻します。これによって、死から蘇るのではなく、「実は死んでいなかった」ことになるのです。どのようなタイミングで、どのように復帰するかは、ダメージを受けた時の描写を参考に、プレイヤーが自分で決めて下さい。