私がA.V.O.N.をデザインするに当たって、様々なゲームシステムを参考にしました。特にルールシステム面で大きな影響を受けた作品を二つ、あらかじめ紹介しておきます。
- トーキョーNOVAシリーズ (F.E.A.R./1993~)から、技能レベルの表現方法と、それを用いた行為判定を真似しました。技能ごとにレベル分の数のスートを指定し、それと同じスートのカードを手札から出せれば成功、という辺りです。ただしカードの数字まで用いるのは煩雑に思えたため、そちらは使わないことにしました。
- Dragonlance : Fifth Age (TSR/1996)からは、負傷ルールを真似ました。ダメージを受けると手札の枚数が減っていく、というものです。本家では枚数を決めるのにカードの数字を使うのですが、これも面倒なので省きました。
おそらく上記以外のゲームからも影響を多々受けていると思いますが、忘れたというか、認識できておりません。まぁ出来が良い作品は、後進にパクられるものです。
余談。キャッスル・ファルケンシュタインの能力表現や行為判定は、今回のコンセプト(馬場理論)には合わないと判断し、採用しませんでした。トランプを使えば皆同じ、というわけではありません。